モンブラン No,144 ボルドー旧型になります懐かしい色です、「M」では太くて細かい文字が書きにくいとの事で、出来るだけ細くしたいとの事です。
通常一ランク位の細字直しですが、出来るだけ細くとの希望でしたのでほゞほゞEFくらいに調整しました。
モンブラン No,144 ボルドー旧型になります懐かしい色です、「M」では太くて細かい文字が書きにくいとの事で、出来るだけ細くしたいとの事です。
通常一ランク位の細字直しですが、出来るだけ細くとの希望でしたのでほゞほゞEFくらいに調整しました。
「B」ポイントではが太くインク出も多くて細かい文字がつぶれてしまうので少し細くして欲しいとの依頼です。
あまり細いのもよくないとの事で、当店の試筆用のNo,146を色々と試して頂き「M」位が良いとの事で、此の位の太さで調整してほしいと決められました。
オーナーのき癖に沿って調整し、インク出も好みに合わせて調整しました。
出来るだけ、オーナーの好みと希望に沿って調整して店頭で仕上がりを確認していただいておりますが、ここ(店)での試筆とご自身の家で実際いつも通りに書いた場合ではまた違った感覚があります、新たな書き味の希望が出てきた場合は更に書き味を追求していただければ、出来るだけ希望に添えるように再調整します。
No,149
書き味が悪いのとインクが出ないとの事での修理依頼です。 これはインクの詰まりとペン先の締まり過ぎによるインク出不良でした、長い間使わずインクを入れたままになっておりましたので、インク詰まって(固まってしまった)しまいペン芯に詰まってしまいました、ペン先はキリ割がきつく締まっており筆圧を掛けないとペン先が開かなくなっておりましたので、オーバーホールと共にペン先締まりの調整、少しのザラツキヒッカリの調整で直りました。 これで快適にご使用いただける様になりました。
No,1128
旧型ノブレス(14金ペン先)の尻マークを取り付けてほしいとの依頼です。 このノブレスは製造中止になってから35年以上になります、ほとんどのノブレスは透明胴軸のカートリッジの差し込み口が破損しており、修理が出来ない物がほとんどですしたがってマークを取り付けてもペン先を直しても使用できない物が多く、相談された時点で修理をお断りすることが多いのですが、今回は珍しくこの透明胴軸が生きておりました、尻マークもたまたま手元にありましたので修理をお受けすることが出来ました。 ペン先が上下にズレておりましたのでペン先の直しをし書き味の調整・インク出調整で甦りました、これでまた長く使えるようになりました。
2021年初めにご購入いただいた、ペリカンM400緑ストライプのペン先細字直しの依頼です、お求め頂いた時(ペンポイントEF)にインク出を少なめに調整しておりました、それから三年は快適にご使用頂いておりましたが、最近細い罫線に書き込むことが多くなってきてEFでも太く感じるようになり細かい文字がつぶれて気になるとの事、もっと細くしたいとの思いで来店されました。
名前や住所をいくつか試し書きをしていただき、三年前の書き癖のカルテと比べ、希望の太さになるよう調整をして行きます。
EEFにしたからと言って、ザラ付いたり引っかかったりしては使い物になりません、どんなに細くしてもやはりサラサラとした気持ちの良い書き味でなければ、長く使っていただく事は出来ません、右利き左利き・筆圧・捻りの角度(ペン先が体の外を向くか内向くか)・縦ぎみか寝かせ気味か等を見極めて調整してゆきます。
書き癖に同じはありません10人いれば、100人いればその数だけ書き癖があります正解はありません、万年筆の理屈の範囲なら調整でどうにかなるものです。
この調整は当店でお買い上げ頂いた物ですので、当然無料の調整になります。
旧型No,146のペン先曲がりになります、イリジュウムの際で曲がっておりますので曲がり直しに当たっては、オーナーにペン先曲がり直しの途中で折れる事があります、その時はメーカーへペン先交換を依頼するか、又は折れたままで未修理として返却するかになりますと予め了承を得たうえでの修理になります。
曲がり自体はそれほどひどい曲がりではありませんが、問題はイリジュウムの際の曲がりになります、直しの途中で必ずペンチ(専用)でイリジュウムと金ペン先を同時に挟む必要があり、この時にイリジュウムと金ペン先の接合部分にヒビの入る事がごく稀ですがあります、ですが今回はうまく直せました修理後の傷もほぼ見えませんうまく直せたと思います。
かなり古いものになりますので、このまま組み立てただけではインク漏れの可能性があります、首軸は接着(旧型のみ)されておりますのでここまで分解することは通常ありませんが、この古い接着剤は劣化しておりますのでインクの漏れ(滲み)の可能性があります、今回はこの首軸まで分解し劣化した接着剤を綺麗に取り除きシリコンを充填して組み立て直します、これで首軸からのインクの漏れ滲みが無くなります。
安心してご使用いただけるかと思います。
モンブラン クラッシックシリーズP145プラチナのペン先ズレ(曲がり)直しと同時にペン先を細く調整したいとの希望です、EFだと細すぎるが今のFでは太く感じるので少し細目にFとEFの間位が丁度良いとの希望です。
結構難しい注文です、実際目の前で幾つも名前や住所を書いて頂いてその人本来の書き癖を見きわめて、ペンの捻り具合はどうか、どの程度ペンを寝かせるか、筆圧はどの程度か等を見てイリジュウムの研磨に掛かります、特に筆圧は少しの違いでもダイレクトにインク出に影響します、研磨の角度によってはザラ付の原因になったりもしますので神経を使います。
今回はオーナーの希望どうりに調整出来ましたが、時にはもう少し細目にとかインク出をもう少し多く、あるいは少なくとかこの角度でザラ付くとかは、やはりありますこれは互いに感覚の中での話しになりますので、調整には常に余裕をもって再調整の余地を残しながら進めなくてはなりません。
モンテグラッパ エキストラオットー ダークブルーの初筆切れ直しの依頼です。
かなりの高級品です、デザインも大変綺麗で素晴らしい仕上がりです、手触りは素材の良さが伝わってきます、が高額品だからと言って必ずどのオーナーにもぴったりと来るものではありません、人の個性だけ書き癖の個性もあります、書き込むうちに良くなるものではありません、ましてこれだけの高級品入手時にキッチとご自身の手に合わせて調整てこそ本当の高級品の良さを味わえると言う物だと思います。
時折出だしが切れるとの事です、店頭で試した時にはその不具合は見当たりませんでしたがオーナーは時折それが出て気になるストレスを感じるとの事です、それとインク出が少ないのとザラツキもありました。
原因はイリジュウムの調整不足と思われます、それとペン先の締まり過ぎによりインク出不良でした。
まずペン先のゆがみの確認です微妙なゆがみを修正するだけでインクの流れはスムースになります、新品でもメーカーにかかわらずゆがみがある場合があります、これを調整しないでイリジュウムだけをを研磨しても決して良くなりません、次にザラツキ引っ掛かりの調整をしますこれもイリジュウムをやたらと研磨してはいけません、研磨は必要最小限です本当に調整したのかと言うくらいにしなければいい調整とは言えません。