万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2023/04/12
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 

今回は、ペン先の曲がり直しでも細字直しでもありません、写真ではどこが悪いのか分かりませんが、ザラツキがひどく、又インク出が安定しないとの事での依頼です。

30年位は経過しております、どのように使っておられたか分かりませんが、キッチリとペン先の調整してオーバーホールなど手入れすれば、名器No,149これからもまた数十年、存分に働いてくれる事でしょう。

写真では判りずらいですが、書き味も大変良くなり、インクでも安定しました、又赤く変色していたペン先は元の18金の輝きを取り戻しました、吸入器も大変スムーズに動きます。 

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IMG_3355 (2)調整後サンプル
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2023/04/11
コラム

【モンブラン】万年筆 マイスターシュティック No,149 

今回は「F」をEFとFの間位に調整してほしいとのペン先細字直しの依頼です。
今のモンブランEFはかなり細いのでそこまで細くなく、だがFでは少し太く感じるので若干細くしたいとの事での依頼です、かなり難しい注文です。
ですが、このオーナーにはこの部分を自分の思うように仕上がらないと使いずらいと感じます、一度この様に感じるとストレスの元になります、これから長い時間ご使用いただくにはこの調整は必要な物です、省くといつまでも気になります。
この調整は、当店でお求め頂いたものですので当然、無料で仕上げております。
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2023/02/15
コラム

【モンブラン】万年筆 マイスターシュティック P149

昨年お求めとの事、まだ新しいモンブラン マイスターシュティック P149M」ポイントの細字直しと書き出しが出ない(初筆切れ)との依頼です。

Mポイントが欲しいと、手に入れたがしばらく使って見た所やはり少し太いと感じたのと、書き出しが数ミリ出なく、その部分をもう一度なぞる事で気になりストレスの元になるとの事です。

万年筆はどのような条件でも、キャップを取ってペン先を用紙に落とした瞬間から、インクが出なければ本当にストレスになります、室内で使うとは限りません、外で書くこともあります、気温も高い低い、湿度も多い乾燥しているさまざまな条件下で使います、それでも常に気持ちよくインクが出なければ、イラッとします、又せっかく思いついた文章も途切れてしまいます、これは書き続ければ解消することもありますが、年単位のかなり長い時間がかかります、速やかに調整して気持ち良く使われることをお勧めします。
このP149、私が試筆した時には初筆切れは出ませんが、この萬年筆のオーナーが使うとその症状が現れますこれは書き癖によります、だからこのオーナーの書き癖が悪いのかと言うとそうではありません、たまたま合わなかったということです。

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2023/02/09
コラム

【モンブラン】万年筆 マイスターシュティック P146 EF

 このモンブランP146 EF2014年に販売した物です。
販売から9年が経ちインク出が少し多くなった様に思う、又ペン先が当初より太くなった様に感じるので、インク出を少し少なく、さらにペン先をこれも少し細くしてほしいとの依頼です。
ペン先のきり割がほんの少し広がっています、インク出が少し多くなった原因でしょう、またペン先は9年の間ご使用になられたので書き癖が付き太くなって来たものです。ペン先きり割を少し閉めて若干インク出を少な目に調整しました、ペン先は9年育ててきた書き癖を取らないように残しながら、細字直しをして極細に仕上げました。
これでまた10年以上も快適にご使用いただけるもの思います、もちろん当店で販売した物ですのでこの様にメーカーに出さない修理調整はいつでも無料になります。

IMG-3386調整前-1
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IMG_3396 (2)調整後サンプル
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2023/02/09
コラム

【ペリカン】万年筆 M400 ホワイトトータス

インク漏れで尻軸にインクが漏れるとの修理依頼です、インクはパイロットの赤インクをご使用との事。

首軸部分、同軸・尻軸部分にも損傷はありません、吸入器にも異常がありませんでしたので、

ペン先書き味・インク出の点検とオーバーホールをしてお返しいたしました。

この万年筆は20168月に当店で販売した物ですので当然無料での点検調整になります。

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IMG_3402 (2)調整後サンプル
2023/02/03
コラム

【モンブラン】万年筆 ヘリテイジ ルージュ

地方からの依頼で書き味の調整の希望でした、メールからの依頼でしたのでザラ付いたり、ヒッカリなどがあるのかと思っておりました、修理品が届いて書き味の確認をした所それほど気にするほどの事もないような書き味でしたが、オーナーはやはり気になるようで更によい書き味を、ヌラヌラとして滑らかな書き味(書き心地)、安定したインク出を求めての依頼です。

当店から書き癖の利き手・角度・筆圧・インク出の好み等々の細かいところを聞き出し、ピンポイントでの調整になりました。

調整前後の筆記サンプルの写真とペン先の調整前後の写真とではほとんど違いは判りません、特にイリジュウムはほぼ変化がありません、イリジュウムの形が変わるほどの調整をしてはしてはいけません、何処を調整したのかと思う程度に控えめにしなくては、オーナーとの感覚がずれたときに再調整が出来なくなります。

IMG_3320 (2)MBヘリテイジ調整前-1
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IMG_3322 (2)MBヘリテイジ調整前-3
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IMG_3324 (2)MBヘリテイジ調整前-5
IMG_3346 (2)MBヘリテイジ調整後サンプル
IMG_3343 (2)MBヘリテイジ調整後-1
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IMG_3345 (2)MBヘリテイジ調整後-3
2023/02/03
コラム

【ペリカン】万年筆 特別生産品 40 YEARS OF SOUVERÄN

昨年末販売された限定ですが、書き味はそこそこ良いとの事ですがもっと良く(滑らかに)してほしいのと、時折カスレが出るとの事での依頼です。

書き味はそれなりに良いと思えますが、さらに良くしてくれとの事、丸を書いたときに一部カスレが出ることがあるとの事、調整の必要なレベルかな?と思いましたが、オーナーは気になるとの事、あくまでも書き味はオーナーの感覚、100%アナログの筆記具です、オーナーの気に入らない所を調整してこそ本物になるように思います。

今回は、この微妙な調整をどのように調整してよいのかと悩みました、これはイリジュウムを研磨するのではなく、ペン先のわずかなズレを整え直し、研磨するのではなく磨く程度に押さえ、安定したインク出に調整しました、もちろん初筆切れは解消済みです。

IMG_3326 (2)ペリカン40周年・調整前-1
IMG_3327 (2)ペリカン40周年・調整前-2
IMG_3328 (2)ペリカン40周年・調整前-3
IMG_3329 (2)ペリカン40周年・調整前-4
IMG_3330 (2)ペリカン40周年・調整前-5
IMG_3331 (2)ペリカン40周年・調整前-5
IMG_3350 (2)ペリカン40周年・修理後サンプル
IMG_3348 (2)ペリカン40周年・修理後-2
IMG_3349 (2)ペリカン40週年・修理後-3
2023/02/02
コラム

【モンブラン】マイスターシュティック No,146 ペン先曲がり直し

落とされたそうです、かなりキツイペン先曲がりです、この様に真横に90度曲がるそれも片方だけ珍しい曲がり方です、どのような状況でこうなったのでしょうか?

これは直し(ペン先を起こす時)の途中で折れる事あります、慎重に力を出来るだけ加えないように、とにかく優しくゆっくりと曲がり直しをして行きます。

片方だけを起こしますので、14金のペン先は少し(ほんの僅か)伸びてしまい書けなくなります、次にイリジュウムの長さを左右同じに整え(研磨)て、滑らかな滑りを取り戻しインク出の調整、磨きをかけて完成になります。

同時に胴軸の分解新しいシール剤でペンカバー・首軸などを完全にシールし漏れを防ぎます。

これで事故が無ければ、たまのお手入れで何年も快適ご使用いただけます。

IMG_3364 (2)修理前-1
IMG_3365 (2)修理前-2
IMG_3372 (2)修理後サンプル
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2022/12/16
コラム

【モンブラン】 万年筆 スターウォーカー

 

モンブラン スターウォーカー メタルラバー 万年筆の細字直し依頼です。

M――>F位の調整です、かなり古いタイプのスターウォーカーです。    発売当初はかなり人気があり良く売れましたが製造中止になり久しくなります、今でもほしい人は結構おられます、このオーナーもあちこち探されてやっと入手されたそうです、時間は結構経過してりますが、全体に綺麗で損傷がほぼなく、ペン先とクリップの位置も真っすぐでズレも無く、保存状態の良い物でしたが、ペン先が太くインク出も多く使いづらく困っていたそうです。

オーナーの利き手・筆圧・角度・インク出の多い少ないなどの書き癖、好みなどを聞きながらの調整になります。  

書き癖の良い悪いはありません、そのオーナーの書き癖と希望に合わせての調整になります、どんなに高価な万年筆もオーナーの癖に合わないものは使えません。

万年筆はこの角度、筆圧はこの位に持なさいと言う人がいますが、自分の癖を矯正しようとすると、ストレスが溜まりますストレスを感じるとその万年筆はだんだんつかえなくなり、やがて引き出しに入ったままになります、せっかくの万年筆自分なりの書き癖に調整して思いっきり使ってください、手放せない一本になります。

IMG_3261 (2)調整前-1・この写真を掲載
IMG_3263 (2)調整前-2
IMG_3264 (2)調整前-3
IMG_3265 (2)調整前-4
IMG_3279 (2)調整後サンプル
IMG_3275 (3)調整後-1・この写真を掲載
IMG_3276 (2)調整後-2
IMG_3277 (2)調整後-3
IMG_3278 (2)調整後-4
2022/12/14
コラム

【モンブラン】万年筆 No,P149

No,P149を入手されたが、太くて、インクも多く使いづらいとの事でのペン先細字直しの依頼です。

出来るだけ細目が良いとの事でしたが、基本は一ランク位の直しになります、今回はMをFの細目に仕上げました、又初筆切れも同時に調整です。

ペン先はプラチナ仕上げですので、細字直ししますとペン先の横(ペン先の肉厚)の部分が地金の18金の色が出ますが、仕上げればほとんど目立ちません。

ペン先を細字に仕立てるには、イリジュウムだけを小さく研磨しても細くなり切りらないのと見た目がかなり悪くなります、、ペン先全体を細くイリジュウムの付け根の金の台からFにして行かなくては、見た目が良くなりません。

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IMG_3285 (2)調整後-5掲載にはこの写真を使う
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