万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2021/07/19
コラム

【モンブラン】万年筆 No,P146 

インクかすれでご来店になられました。 ペン先には曲がりもズレもなく一見綺麗に見えますがイリジュウムの内側の研磨のし過ぎが原因でのカスレです、これは調整しない限り直ることはありません、イリジュウムの再研磨になります、又インク詰まりもありました。
どの様な状況かどのような修理調整を行うかとのお話をしている間に、実は少し太く感じるとの事お話がありましたので、それでは少し細くしましょうとなり”F”を”EF”位の細字直しになりました。
万年筆はご自分がこのような「使い心地に、書き味にしたい」が出来る唯一の筆記具です、自分の感覚手にぴったりと合った万年筆は本当に一生物になります、ボールペンやメカニカルペンシルにはそれなりの良さと機能はありますのでそれら否定するものではありませんが、一度万年筆の良さを知ってしまうとやはり他の筆記具には戻れなくなります。
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2021/07/16
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 ペン先直し

No,149のペン先曲がり直しになります。
見た目はわずかな曲がりですが、この曲がりはペン全体のゆがみがありハートポイント(ペン先の穴)からイリジュウムにかけて波打つように曲がりがあり、又イリジュウムの左右の大きさが違っており、曲がり直しだけではインク出が安定せずイリジュウムの大きさを揃えるために研磨をしました。
これによりザラツキ、引っ掛かりもなく安定したインク出でヌラヌラと書き味となりました。
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2021/07/08
コラム

【ウォータマン】万年筆 セレニテ 細字直し

ウォータマン 旧型万年筆 セレニテ 2001年ごろ発売されたと思います。
木製のしかも緩やかなカーブを描いた独創的な万年筆、さすがにウォータマンのデザインは綺麗です、優しく手に添います。
今回は長い間ご使用いただきインクが詰まり出なくなったのと太く感じてきたので少し細くしたいとの事で、ご依頼を受けました。
古いインクを洗い流し細く研磨しなおしました「M」を「F」位の調整になります、このペン先は18金の上にプラチナのロジュウムメッキをしておりますので、細字直しをしますと、イリジュウムはもちろん18金の金ペンの両脇部分も同時に研磨し全体を”F”にしますので、ペン先の肉厚(横の部分)の分だけ18金の地金の色が出ます。
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2021/07/01
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 14金 中白タイプ ペン先曲がり

旧型のNo,149になります、キャップを外した状態でデスクから落としてしまい運悪くペン先から落ちたようようです。
ペン先は金で重いのでどうしてもペン先を下に落ちるようです、今回はイリジュウムの際で曲がっておりました。
このようにイリジュウムの際の曲がりは、イリジュウム自体をペンチで挟んで起こしますので稀にですがペン先が折れることがあります、又見えないヒビなどもあったりしますので慎重に集中しての作業になります、今回は完全に元に戻っておりませんがこれ以上に修正しようとすると、たぶんイリジュウムのところでペン先が折れるだろうと判断し、直しを終え書き味の調整をしました。
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2021/06/25
コラム

【モンブラン】万年筆 モーツアルトP114 細字直し

モンブランP114の「F」を「EF」位の細字直しです、このモーツアルトには「EF」の仕様がありません、持ち歩き手帳などへの書き込みに使用することが多いのですが、手帳などの5ミリくらいの細い罫線には「F」はちょっと太いかもしれません、それで当店にも良くEFへの細字直しの依頼があります。
画数の多い漢字を細い罫線に書くにはちょっと辛い物があります。
多くの方はペン先を細くするには交換しかないと思っておられるようでです、がご自身の一番心地よい太さに調整し、インク出、角度などを合わせることにより、このペンが本当に自分の物になりより長く愛用出来るようになります。
万年筆は他の筆記具では味わえない書き心地と自信の書き癖の付いた一本になります。
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2021/06/24
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 14金 中白 ペン先細字直し

モンブラン 旧型 No,149 の「M」から「F」位いへのペン先細字直しです。
過去修理でキャップの交換しているようです、本来このタイプの胴軸にはつかないキャップがついております、インク漏れもありましたのですべてを分解し洗浄機で洗い再度組み立て、ペン先の細字直しになります。
オーナーの希望通りの細字、インク出、書き味に仕上がったと思いますが、後はお引き取り時の微調整になります。
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2021/06/23
コラム

【デュポン】万年筆 限定 Dライン ピカソ 410046 ペン先曲がり
      

デュポンの万年筆のペン先調整ということでお持ちになられました。
調整されたようですが、インク出・ザラツキ、引っ掛かりなどで書き味まだ良くないとの事です、イリジュウムも揃っており一見異常が無いように見えますが、ペン先を外しますとハートポイント(ペン先の穴)からイリジュウムにかけての中ほどでペン先が上下に波打つように曲がっており、又ペン先全体が下に少しお辞儀するように曲がってます、これが原因で不安定なインク出、ヌラヌラとした心地よい書き味になりません。
これらの直しをして形を整え、きり割を調整することで安定したインク出、滑りの良いヌラヌラとした書き味が戻ります。
ただこのペン先は14金の上にロジュウムメッキをしておりますので直しの途中で工具による傷が少し付きます、これを取るためペン先をバフで磨きますので、地金の14金の色が少し部分出てしまいます。
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2021/06/22
コラム

【モンブラン】万年筆 限定 ジョン・セバスチャン・バッハ ペン先細字直し・インク漏れ

モンブラン ドネーションペンシリーズ 2001年発売「バッハ」のインク漏れとペン先細字直しの調整と修理です。
20年の年月が経っておりますが、状態はかなり綺麗です残念ながら経年によるピストンの劣化は見られましたが、丁寧な扱いもあるでしょうが傷もなく経年変化もなくさすがにモンブランの素材はスイバらしいなと感じます。
ピストンの劣化とペンカバーの緩みによるインク漏れです、新しいピストへの交換とペンカバーと胴軸の間へのシリコンの充填による密閉でインク漏れを防ぎます、これでインク漏れは完全に防げます。
「M」のペン先を「F」位にとの依頼で細字直しをしました、イリジュウムだけを小さくするのではなく、きり割からイリジュウムにかけてペン先全体を細く仕上げます、ペン先そのものを”F”に仕上げます、これで見た目も綺麗にFに仕上がります。
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2021/06/10
コラム

【モンブラン】万年筆 No,147 インク出不良

モンブラン トラベラーNo,147のインク出不良と少し細目に調整です。
トラベラーはNo,146のカートリッジ専用の万年筆です、尻軸を外すとカートリッジを収める専用の金属のホルダーが内蔵されており、ここにカートリッジを装填して尻軸を胴軸に収めれば自動的にペン先にカートリッジが装填できるようになってます、これはこれで大変便利なのですがなぜかインクが詰まりやすく感じます、
使用頻度の問題でしょうか?それともペン先が乾燥しやすいのでしょうか?。
今回は2本お預かりしましたが、2本ともペン芯にインクがべったとこびり付き一本はペン芯を交換しなければ使える状態ではありませんでした。
オーバーホールとペン先を少し細目の調整をしました。
このNo,147は過去かなりの数の修理調整をしておりますがインク詰まりが多いように思います、万年筆はどれも同じですが出来るだけ使用していただくことで、故障が少なく長持ちします、万年筆は使うことで寿命を延ばします。
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2021/06/04
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 インク途中カスレ・吸入不良

モンブラン 旧型 No,149 14金 中白タイプです。
筆記途中でインクかすれが発生し、又インク出が一定でない、吸入も十分にできないとの事での修理になります。
かなり古いですから、このあたりでキッチリとオーバーホールとペン先の再調整も必要な時期と思います。
ペン先にゆがみがありましたので、そのせいでインク出が不安定になり途中カスレは古いインクのこびり付きによるものです、吸入出来ないのもインクの詰まりが原因です。
普段は水を通して洗っていても40年も経ちますと、完全に分解しオーバーホールが必要になります、これでまた数十年は使っていただけます。
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